2013年02月12日
黒河内山系縦走(2)
陶峠は小郡の陶地区から山口中心部に抜ける山道の中間にある峠です。
昔は山口市街地への近道として多くの人が通ったのでしょう。
縦走路はこの陶峠を横切って続いています。

峠から20分ほど進み、急傾斜を登りきると

魚切山です。

魚切山は国土地理院の25000分の1地形図では、標高表示すらない無名ピークですが、今回の縦走路すべての中で最も見事な展望の得られる好ピークでした。
南方面パノラマ
(Click!)

左手に先日登った楞厳寺山、花ヶ岳、そして大海山、火の山、その右手には秋穂、阿知須の干拓地が広がっています。
北方面パノラマ
(Click!)

左手前は縦走出発地の伽藍山、その向こうに禅定寺山、西鳳翩山、東鳳翩山、山右手前に山口市街地
ちょうど時刻もお昼になったので昼食です。
今日もEta Soloでお湯を沸かしてカップ麺です。

と、そこにジャージにショルダーバッグという軽装の若いカップルがやってきました。
動物愛護センターから陶峠経由というお手軽コースで登ってきたのでしょうか。
しかし、変なおっさんがカップ麺をズルズルすすっている姿を見ると記念写真だけ撮って、そそくさと少し離れた場所へ...(お邪魔してすみません)
お腹が膨れ、適度に消化が促進されたところで出発。
目指す黒河内山方面の眺め。

魚切山から黒河内山まではアップダウンが続きます。
このあたりには雪も残っています。

途中にある天狗岩山(410mピーク)は全く展望なし。

さっさと出発。
もうひとつ降って登って黒河内山に到着。

ここは南の方向が開けています。

火の山の火山型がちょっと崩れかけています。
ところで、ここには先客の男性1名。
それほど年は違わないか?
山口市内から来られたとのこと。
ここで少しばかり話をして、車を置いた吉野方面に降りる男性を見送った後、最終目的地である鎧ヶ峠に向けて出発。

この縦走路も整備されていましたが、とある所でかなりの降り坂(崖?)に遭遇。
坂を下る踏み跡がうっすらとあるような気もしますが、「これは巻き道があるんじゃなかろうか?」と左右を確認。
しかし、目印は見当たらず。
「左に行けそうな気はするけど...?」
と思いつつ薄い踏み跡につられて、まっすぐ坂を降っていくと、
キタっ!
と思った瞬間に滑って、坂道をもんどりうって転げ落ち
そうになりましたが、とっさに細いつる草を掴んで転落を停止。
一回転しただけで、体へのダメージなし。
ヒヤっとしました。
坂の下まで転げ落ちたらダメージなしで済んだかどうか?
後は、危ない所も無くなんとか鎧ヶ峠に到着。

ここも陶峠同様、鋳銭司地区から山口中心部に抜ける山道の峠です。

この道は後に討幕軍総司令官になった大村益次郎(自分的には村田蔵六のほうがなじみがありますが)が、自宅のある鋳銭司から、山口政治堂に毎日のように通った道です。

しかし、真っ暗な中を提灯の明かりだけを頼りに通ったことも多かったように思うのですが、こんな道を通うなんて昔の人ってすごいですね。
などと思いつつ、北に進んで堤を左手に見ると、地道は終わって舗装路になります。

後は山陽自動車道-中国自動車道の高架下をつないで、西に向かい駐車場所に戻ればお終い。

でも、この舗装路歩きは長時間の縦走の後なので結構つらかったです。

100km/hオーバーで突っ走る車の横をテクテク歩く...
黒河内山-鎧ヶ峠間は大した見所も無いので、黒河内山から吉野地区に降りて舗装路歩きを短縮するのが良いかも。
9:32 明神溜池登山口
10:10 伽藍山
10:36 狐ヶ峰(15分休憩)
11:04 馬頭観音分岐(馬頭観音まで往復10分)
11:30 陶峠
11:50 魚切山(40分休憩)
13:00 天狗岩山
13:12 黒河内山(12分休憩)
14:00 鎧ヶ峠
14:40 小出地区堤
15:20 明神溜池登山口
(Click!)

昔は山口市街地への近道として多くの人が通ったのでしょう。
縦走路はこの陶峠を横切って続いています。
峠から20分ほど進み、急傾斜を登りきると

魚切山です。
魚切山は国土地理院の25000分の1地形図では、標高表示すらない無名ピークですが、今回の縦走路すべての中で最も見事な展望の得られる好ピークでした。
南方面パノラマ
(Click!)

左手に先日登った楞厳寺山、花ヶ岳、そして大海山、火の山、その右手には秋穂、阿知須の干拓地が広がっています。
北方面パノラマ
(Click!)

左手前は縦走出発地の伽藍山、その向こうに禅定寺山、西鳳翩山、東鳳翩山、山右手前に山口市街地
ちょうど時刻もお昼になったので昼食です。
今日もEta Soloでお湯を沸かしてカップ麺です。
と、そこにジャージにショルダーバッグという軽装の若いカップルがやってきました。
動物愛護センターから陶峠経由というお手軽コースで登ってきたのでしょうか。
しかし、変なおっさんがカップ麺をズルズルすすっている姿を見ると記念写真だけ撮って、そそくさと少し離れた場所へ...(お邪魔してすみません)
お腹が膨れ、適度に消化が促進されたところで出発。
目指す黒河内山方面の眺め。
魚切山から黒河内山まではアップダウンが続きます。
このあたりには雪も残っています。
途中にある天狗岩山(410mピーク)は全く展望なし。

さっさと出発。
もうひとつ降って登って黒河内山に到着。
ここは南の方向が開けています。
火の山の火山型がちょっと崩れかけています。
ところで、ここには先客の男性1名。
それほど年は違わないか?
山口市内から来られたとのこと。
ここで少しばかり話をして、車を置いた吉野方面に降りる男性を見送った後、最終目的地である鎧ヶ峠に向けて出発。
この縦走路も整備されていましたが、とある所でかなりの降り坂(崖?)に遭遇。
坂を下る踏み跡がうっすらとあるような気もしますが、「これは巻き道があるんじゃなかろうか?」と左右を確認。
しかし、目印は見当たらず。
「左に行けそうな気はするけど...?」
と思いつつ薄い踏み跡につられて、まっすぐ坂を降っていくと、
キタっ!
と思った瞬間に滑って、坂道をもんどりうって転げ落ち
そうになりましたが、とっさに細いつる草を掴んで転落を停止。
一回転しただけで、体へのダメージなし。
ヒヤっとしました。
坂の下まで転げ落ちたらダメージなしで済んだかどうか?
後は、危ない所も無くなんとか鎧ヶ峠に到着。
ここも陶峠同様、鋳銭司地区から山口中心部に抜ける山道の峠です。
この道は後に討幕軍総司令官になった大村益次郎(自分的には村田蔵六のほうがなじみがありますが)が、自宅のある鋳銭司から、山口政治堂に毎日のように通った道です。
しかし、真っ暗な中を提灯の明かりだけを頼りに通ったことも多かったように思うのですが、こんな道を通うなんて昔の人ってすごいですね。
などと思いつつ、北に進んで堤を左手に見ると、地道は終わって舗装路になります。
後は山陽自動車道-中国自動車道の高架下をつないで、西に向かい駐車場所に戻ればお終い。
でも、この舗装路歩きは長時間の縦走の後なので結構つらかったです。
100km/hオーバーで突っ走る車の横をテクテク歩く...
黒河内山-鎧ヶ峠間は大した見所も無いので、黒河内山から吉野地区に降りて舗装路歩きを短縮するのが良いかも。
9:32 明神溜池登山口
10:10 伽藍山
10:36 狐ヶ峰(15分休憩)
11:04 馬頭観音分岐(馬頭観音まで往復10分)
11:30 陶峠
11:50 魚切山(40分休憩)
13:00 天狗岩山
13:12 黒河内山(12分休憩)
14:00 鎧ヶ峠
14:40 小出地区堤
15:20 明神溜池登山口
(Click!)

Posted by あいあん at 23:35│Comments(2)
│山登り
この記事へのコメント
こんばんは。
この6時間くらいの縦走いいですねーー。
眺望あり、歴史あり、
中でも高速のすぐ横を走りゆくクルマを眺めつつてくてく歩くと言うのが自分的には萌えーーです(笑)
滑落(?)のドキドキもあったみたいですし(大したことなくて何よりでした!)、変化に富んだ縦走、楽しそうです!!
この6時間くらいの縦走いいですねーー。
眺望あり、歴史あり、
中でも高速のすぐ横を走りゆくクルマを眺めつつてくてく歩くと言うのが自分的には萌えーーです(笑)
滑落(?)のドキドキもあったみたいですし(大したことなくて何よりでした!)、変化に富んだ縦走、楽しそうです!!
Posted by adversity42 at 2013年02月13日 20:43
●adversity42さん
単発の山登りも悪くはないけど、やはり縦走は長時間山を楽しめるっていうのが良いですね。
今回は全般に景色が良かったですが、中でも魚切山の景色は素晴らしかったと思います。
登って良かった。
先の狗留孫山では高速道路を上から見下ろし、今回はすぐ脇を歩くということで、何やら高速道路と縁のある山登りが続いています
→なんと!次回も高速道路繋がりです。
単発の山登りも悪くはないけど、やはり縦走は長時間山を楽しめるっていうのが良いですね。
今回は全般に景色が良かったですが、中でも魚切山の景色は素晴らしかったと思います。
登って良かった。
先の狗留孫山では高速道路を上から見下ろし、今回はすぐ脇を歩くということで、何やら高速道路と縁のある山登りが続いています
→なんと!次回も高速道路繋がりです。
Posted by あいあん at 2013年02月13日 22:13