2013年02月04日
徳地 狗留孫山
昨年5月、大原湖でキャンプして徳地の白石山に登った時、東隣に良い姿を見せていたのが狗留孫山でした。

何時か登るぞっ!と思いつつ9か月も経ってしまいましたが、昨日漸く登ることができました。
徳地の市街地から見る狗留孫山

登山口へは麓の「東狗留孫山 法華寺」の境内から右手に行きます。

狗留孫山は三十三観音巡りをする信仰の山でもあります。
パターン的には先日登った湯野の観音岳(八十八か所巡り)と同じです。
寺の右手を山の方に行って、中国自動車道の上に架かる陸橋を渡ります。
(やっぱり中国道って空いてるなあ)

陸橋を降りてすぐの中国道側道脇に登山口があります。

階段をのぼってちょっと行くと鳥居があります。

観音信仰の山なのに鳥居?
(ちなみに神社らしきものは全く確認できませんでした)
道端には所々仏像が。
このあたりも観音岳と同じですね。

登山道はまずまず整備されています。

しばらくの登りの後に傾斜の緩やかな道になります。
南側が開けている個所がいくつかあり、真田ヶ岳や矢筈ヶ岳~大平山が見えます。


と!
「狗留孫山霊場に入る」の碑に続いて御詠歌岩です。


よく読み取れなかったのですが、「八重がすみ 峰よりかけて狗留孫の 仏のちかいたのもしきかな」と彫られているそうです。
この先からいよいよ三十三観音巡りが始まります。

信心の厚いあいあんは当然ながら全部の観音様を拝むつもりです。
三十三観音配置図(徳地観光協会のHPから引用)

うまく巡るには途中で山頂に向かいつつ8の字型に回る必要がありそうです。
観音様は大岩に刻まれた磨崖仏で、その下に石仏が置かれています。

長い年月風雨に曝され有難味があります。

悪人戒めの岩
この狭い隙間に悪人を押し込めて戒めたのか?

一~十番まで順調に来たのですが、十一番が行方不明です。
十二番観音の所で穴観音と十三番~二十六番観音を経て山頂に向かう道への分岐があります。

穴観音経由でも山頂に行けるのですが、そうすると十三番~二十六番観音が拝めなくなってしまいます。
むむ、これは寄り道になるけどいったん穴観音を拝んで引き返してくるしかあるまいっ!
穴観音へは15分ほどで到着。

この穴観音は30年ほど誰も行った事が無く、山中のどこにあるのか不明になっていたのを昨年3月に発見されたとのこと。
穴の中には何やら文字が刻まれているような気がしないでもないですがいまいちわかりません。

穴観音を拝んだ後は元の登山道に復帰。
往復で約25分でした。
復帰したすぐ先に東方遥拝所があります。

ここは良好な展望が得られます。
が、今日もなんか空気が霞んでます。
ここ最近、いつも空気の透明度が悪いです。
個人的には敵性隣国の大気汚染が影響している気がしてなりません。
ところで、この日はかなり気温が高く、汗をかいてしまいました。
遥拝所で10分ほど日光浴をして汗を乾かします。
その後二十六番観音まで拝んで山頂方向へ向かい、510mピークに到達。

ここからは北の石ヶ岳が良く見えます。

ネットでかなり以前の山行記録を読むと、この先の544mピークまでは藪漕ぎとなるため510mピークを山頂として引き返していることが多いみたいです。
しかし、近年544mピークまでの道も整備され、藪漕ぎはしなくても良くなったみたいです。
ということで544mピークに向かいます。
と、途中に穴観音への分岐があります。

後でGPSの軌跡を調べたところ、こちらからの方が穴観音にかなり近いようです。
こっちから行くんだったなあ。
544mへの道はそこそこ整備されて迷うことはありませんでしたが、最後10分の急降下&急登はなかなかでした。
ってことでようやく狗留孫山頂に到着ぅ。

南方面が刈り払われていて展望良好。

しかし、ホントに空気の透明度が悪いっす!
ちょうど12時になったので、ラーメンで昼食。
ゆっくりと頂上で過した後に下山開始。
下山では残りの二十七番~三十三番の観音様を巡ります。
最後の三十三番観音はちょっと大きめ。

ニッコリ笑顔で「ご苦労様~」
心残りは行きに見つけられなかった十一番観音
下山時も十一番観音があるはずの個所を通過するので捜してみましたがやっぱり行方不明。
岩が倒れたりしているので、もしかしたらそのあたりなのかも?
十一番観音があるはずのちょっと下には奥ノ院があります。

ここを過ぎれば傾斜の緩やかなのんびり気分の道で帰るだけです。
という感じで、この狗留孫山って懐が深いって言うか、かなり時間がかかります。
この季節だとお昼過ぎとかに登り始めるとちょっと焦る羽目になるかもしれませんね。
全行程を通して景色が北~西~南西の景色が全く見えないのが残念でした。
中国道上の陸橋から見る徳地 要害岳。

ここも近いうちに登りたいなあ。
帰りがけにローソンに寄って、ノンアルを一杯。

くまもんの熊本フリーはいまいちでした。
9:28 法華寺
9:33 登山口
10:21 三十三観音巡りスタート
10:45 穴観音分岐(穴観音まで往復25分)
11:11 東方遥拝所(休憩10分)
11:35 511mピーク
11:55 544mピーク(山頂)(40分休憩)
13:25 奥ノ院
14:05 登山口
14:10 法華寺


何時か登るぞっ!と思いつつ9か月も経ってしまいましたが、昨日漸く登ることができました。
徳地の市街地から見る狗留孫山

登山口へは麓の「東狗留孫山 法華寺」の境内から右手に行きます。
狗留孫山は三十三観音巡りをする信仰の山でもあります。
パターン的には先日登った湯野の観音岳(八十八か所巡り)と同じです。
寺の右手を山の方に行って、中国自動車道の上に架かる陸橋を渡ります。
(やっぱり中国道って空いてるなあ)

陸橋を降りてすぐの中国道側道脇に登山口があります。
階段をのぼってちょっと行くと鳥居があります。
観音信仰の山なのに鳥居?
(ちなみに神社らしきものは全く確認できませんでした)
道端には所々仏像が。
このあたりも観音岳と同じですね。
登山道はまずまず整備されています。
しばらくの登りの後に傾斜の緩やかな道になります。
南側が開けている個所がいくつかあり、真田ヶ岳や矢筈ヶ岳~大平山が見えます。


と!
「狗留孫山霊場に入る」の碑に続いて御詠歌岩です。
よく読み取れなかったのですが、「八重がすみ 峰よりかけて狗留孫の 仏のちかいたのもしきかな」と彫られているそうです。
この先からいよいよ三十三観音巡りが始まります。
信心の厚いあいあんは当然ながら全部の観音様を拝むつもりです。
三十三観音配置図(徳地観光協会のHPから引用)

うまく巡るには途中で山頂に向かいつつ8の字型に回る必要がありそうです。
観音様は大岩に刻まれた磨崖仏で、その下に石仏が置かれています。
長い年月風雨に曝され有難味があります。
悪人戒めの岩
この狭い隙間に悪人を押し込めて戒めたのか?
一~十番まで順調に来たのですが、十一番が行方不明です。
十二番観音の所で穴観音と十三番~二十六番観音を経て山頂に向かう道への分岐があります。
穴観音経由でも山頂に行けるのですが、そうすると十三番~二十六番観音が拝めなくなってしまいます。
むむ、これは寄り道になるけどいったん穴観音を拝んで引き返してくるしかあるまいっ!
穴観音へは15分ほどで到着。
この穴観音は30年ほど誰も行った事が無く、山中のどこにあるのか不明になっていたのを昨年3月に発見されたとのこと。
穴の中には何やら文字が刻まれているような気がしないでもないですがいまいちわかりません。
穴観音を拝んだ後は元の登山道に復帰。
往復で約25分でした。
復帰したすぐ先に東方遥拝所があります。
ここは良好な展望が得られます。
が、今日もなんか空気が霞んでます。
ここ最近、いつも空気の透明度が悪いです。
個人的には敵性隣国の大気汚染が影響している気がしてなりません。
ところで、この日はかなり気温が高く、汗をかいてしまいました。
遥拝所で10分ほど日光浴をして汗を乾かします。
その後二十六番観音まで拝んで山頂方向へ向かい、510mピークに到達。
ここからは北の石ヶ岳が良く見えます。
ネットでかなり以前の山行記録を読むと、この先の544mピークまでは藪漕ぎとなるため510mピークを山頂として引き返していることが多いみたいです。
しかし、近年544mピークまでの道も整備され、藪漕ぎはしなくても良くなったみたいです。
ということで544mピークに向かいます。
と、途中に穴観音への分岐があります。
後でGPSの軌跡を調べたところ、こちらからの方が穴観音にかなり近いようです。
こっちから行くんだったなあ。
544mへの道はそこそこ整備されて迷うことはありませんでしたが、最後10分の急降下&急登はなかなかでした。
ってことでようやく狗留孫山頂に到着ぅ。
南方面が刈り払われていて展望良好。

しかし、ホントに空気の透明度が悪いっす!
ちょうど12時になったので、ラーメンで昼食。
ゆっくりと頂上で過した後に下山開始。
下山では残りの二十七番~三十三番の観音様を巡ります。
最後の三十三番観音はちょっと大きめ。
ニッコリ笑顔で「ご苦労様~」
心残りは行きに見つけられなかった十一番観音
下山時も十一番観音があるはずの個所を通過するので捜してみましたがやっぱり行方不明。
岩が倒れたりしているので、もしかしたらそのあたりなのかも?
十一番観音があるはずのちょっと下には奥ノ院があります。
ここを過ぎれば傾斜の緩やかなのんびり気分の道で帰るだけです。
という感じで、この狗留孫山って懐が深いって言うか、かなり時間がかかります。
この季節だとお昼過ぎとかに登り始めるとちょっと焦る羽目になるかもしれませんね。
全行程を通して景色が北~西~南西の景色が全く見えないのが残念でした。
中国道上の陸橋から見る徳地 要害岳。

ここも近いうちに登りたいなあ。
帰りがけにローソンに寄って、ノンアルを一杯。
くまもんの熊本フリーはいまいちでした。
9:28 法華寺
9:33 登山口
10:21 三十三観音巡りスタート
10:45 穴観音分岐(穴観音まで往復25分)
11:11 東方遥拝所(休憩10分)
11:35 511mピーク
11:55 544mピーク(山頂)(40分休憩)
13:25 奥ノ院
14:05 登山口
14:10 法華寺


Posted by あいあん at 23:09│Comments(2)
│山登り
この記事へのコメント
石仏めぐりの山行、いいですねーー。
(個人的に結構好きです)
そこに、近年発見のスポットまであると、更に好奇心そそられます。
合わせて、高速道路を上から眺めるのも好きなんです。出来れば、路なき道を行って、トンネルの入り口の上辺りから眺め下ろすのがベストです(笑)
(個人的に結構好きです)
そこに、近年発見のスポットまであると、更に好奇心そそられます。
合わせて、高速道路を上から眺めるのも好きなんです。出来れば、路なき道を行って、トンネルの入り口の上辺りから眺め下ろすのがベストです(笑)
Posted by adversity42 at 2013年02月05日 21:36
●adversity42さん
自分の場合、一つ一つを拝んでいくので、こういう登山道では結構時間を食っちゃいます。
この間、観音岳で八十八か所巡りをしたばかりだったので、もうちょっと間を空けた方が良かったかな。
自宅近くだと竜ヶ岳とかだったらトンネルが真下に通っているので、入口上部からトンネルが眺めおろせるかも(藪漕ぎ必至ですが)。
自分の場合、一つ一つを拝んでいくので、こういう登山道では結構時間を食っちゃいます。
この間、観音岳で八十八か所巡りをしたばかりだったので、もうちょっと間を空けた方が良かったかな。
自宅近くだと竜ヶ岳とかだったらトンネルが真下に通っているので、入口上部からトンネルが眺めおろせるかも(藪漕ぎ必至ですが)。
Posted by あいあん at 2013年02月05日 23:06