2012年08月09日
北アルプス 薬師岳(4)
小屋の横を行くと北ノ俣岳・黒部五郎岳と雲の平に行く道が分かれています。

北ノ俣岳への道を進むとすぐに太郎山への分岐があります。
太郎山は「山」と言っても小屋からの標高差はわずか50mなので丘という感じです。

あっと言う間に山頂に到着。
いちおう三角点(2372.9m)があります。

山頂を踏んだ後、北ノ俣岳の方向に行ってみました。
すると先行していた人が無言で「こっちに来い」のサイン。
行ってみると、

ライチョウです、ラッキー!
2羽いましたが、つがいでしょうか?
話には聞いていましたが人間が近くにいてもあまり恐れないんですね。
しばらくライチョウ観察の後、小屋方向に少し戻って雲の平に通じる道も歩いてみました。
こちらの道の脇にはたくさんの花が咲いていました。
登山道の途中では花が終わっていたチングルマも満開状態です。
(背が高い花はハクサンイチゲです)
(Click!)

(チングルマとコイワカガミ)
(Click!)

(チングルマのお花畑)

(ヤマハハコ)

(シナノオトギリ)

(ハクサンボウフウ)

ところで散策路を歩いているうちに気がついたのですが、祖父岳と三俣蓮華岳の間から見えている北鎌尾根の見える部分が少なくなってきています。
「これはもしかして反対側に歩いていけば、槍ヶ岳も見てくるんじゃないか?」と思い、今度は小屋の北側にある薬師岳に通じる道を歩いてみました。
すると、しばらく行った所で予想通り槍の穂先が見え始め、薬師峠のテン場に降る手前でほぼ完全に北鎌尾根から槍ヶ岳に通じる稜線を見ることができました。
(Click!)

やっぱり槍ヶ岳ってカッコいい!
ところで上から見たテン場の様子。

明日は横を通るので、その時はじっくり観察です。
槍ヶ岳の勇姿を鑑賞した後、戻ってみると小屋の前の広場でツアーの人たちの飲み会が始まっていました。

早速ビール(モルツ500ml、700円)を買って仲間に入ります。
北アルプスの山々に囲まれて一杯やれるなんて、超~ゼイタクですっ!
という感じで、至福の刻はどんどん過ぎていきます。
夕食後、再び外に出て夕景を鑑賞。
(Click!)

(Click!)

赤く染まった山がきれいです。
日が暮れてしまってから部屋に戻ると、寝支度が始まっていました。
小屋の消灯時間は21時ですが、20時前には部屋の電気を消して就寝です。
前夜の寝不足と疲れとで今夜は快眠と思ったのですが、やはり眠ったのかどうかわからないうちに時間だけが経過していきます。
足を伸ばすと反対側の女性の足や頭(山ガールです)にあたる可能性があるので、それも気になります。
そうこうしているうちに2時頃にはトイレに立つ人がボツボツと出始め、3時には他の部屋で物音が聞こえ始めました。たぶん早発ちの人たちでしょう。
どうせこれ以上眠れそうもないので、思い切って4時に起床して外に出てみると薄明が始まっていました。
次第に夜が明けていく山の様子が、これまた素晴らしい。
(薬師岳のシルエット。右上の星は暁の明星=金星です)

山と空が何とも言えない不思議な色合いを見せて刻々と変化していきます。

北の方向には雲海も見えます。

早起きってやっぱりお得ですね!
(つづく いよいよ薬師岳へ!))
北ノ俣岳への道を進むとすぐに太郎山への分岐があります。
太郎山は「山」と言っても小屋からの標高差はわずか50mなので丘という感じです。
あっと言う間に山頂に到着。
いちおう三角点(2372.9m)があります。
山頂を踏んだ後、北ノ俣岳の方向に行ってみました。
すると先行していた人が無言で「こっちに来い」のサイン。
行ってみると、

ライチョウです、ラッキー!
2羽いましたが、つがいでしょうか?
話には聞いていましたが人間が近くにいてもあまり恐れないんですね。
しばらくライチョウ観察の後、小屋方向に少し戻って雲の平に通じる道も歩いてみました。
こちらの道の脇にはたくさんの花が咲いていました。
登山道の途中では花が終わっていたチングルマも満開状態です。
(背が高い花はハクサンイチゲです)
(Click!)

(チングルマとコイワカガミ)
(Click!)

(チングルマのお花畑)
(ヤマハハコ)
(シナノオトギリ)

(ハクサンボウフウ)
ところで散策路を歩いているうちに気がついたのですが、祖父岳と三俣蓮華岳の間から見えている北鎌尾根の見える部分が少なくなってきています。
「これはもしかして反対側に歩いていけば、槍ヶ岳も見てくるんじゃないか?」と思い、今度は小屋の北側にある薬師岳に通じる道を歩いてみました。
すると、しばらく行った所で予想通り槍の穂先が見え始め、薬師峠のテン場に降る手前でほぼ完全に北鎌尾根から槍ヶ岳に通じる稜線を見ることができました。
(Click!)

やっぱり槍ヶ岳ってカッコいい!
ところで上から見たテン場の様子。

明日は横を通るので、その時はじっくり観察です。
槍ヶ岳の勇姿を鑑賞した後、戻ってみると小屋の前の広場でツアーの人たちの飲み会が始まっていました。
早速ビール(モルツ500ml、700円)を買って仲間に入ります。
北アルプスの山々に囲まれて一杯やれるなんて、超~ゼイタクですっ!
という感じで、至福の刻はどんどん過ぎていきます。
夕食後、再び外に出て夕景を鑑賞。
(Click!)
(Click!)
赤く染まった山がきれいです。
日が暮れてしまってから部屋に戻ると、寝支度が始まっていました。
小屋の消灯時間は21時ですが、20時前には部屋の電気を消して就寝です。
前夜の寝不足と疲れとで今夜は快眠と思ったのですが、やはり眠ったのかどうかわからないうちに時間だけが経過していきます。
足を伸ばすと反対側の女性の足や頭(山ガールです)にあたる可能性があるので、それも気になります。
そうこうしているうちに2時頃にはトイレに立つ人がボツボツと出始め、3時には他の部屋で物音が聞こえ始めました。たぶん早発ちの人たちでしょう。
どうせこれ以上眠れそうもないので、思い切って4時に起床して外に出てみると薄明が始まっていました。
次第に夜が明けていく山の様子が、これまた素晴らしい。
(薬師岳のシルエット。右上の星は暁の明星=金星です)
山と空が何とも言えない不思議な色合いを見せて刻々と変化していきます。
北の方向には雲海も見えます。

早起きってやっぱりお得ですね!
(つづく いよいよ薬師岳へ!))
Posted by あいあん at 23:07│Comments(2)
│山登り
この記事へのコメント
薬師岳行かれたんですね。
いいな~
薬師岳は1泊2日あれば登って下りてこれるのでいいですよね。
小屋泊はやっぱり気を使っちゃうので、私も嫌いです。
睡眠薬を持っていけば、バスでもよく寝れますよ。
それにしてもイイ天気で羨ましい限りです。
いいな~
薬師岳は1泊2日あれば登って下りてこれるのでいいですよね。
小屋泊はやっぱり気を使っちゃうので、私も嫌いです。
睡眠薬を持っていけば、バスでもよく寝れますよ。
それにしてもイイ天気で羨ましい限りです。
Posted by まつきち at 2012年08月10日 21:04
●まつきちさん
休みがあまり取れないので、1泊2日で楽しめる薬師岳をチョイスしました。
短い山行でしたが、北アルプスの良さを充分に楽しむことができました。
休みがあまり取れないので、1泊2日で楽しめる薬師岳をチョイスしました。
短い山行でしたが、北アルプスの良さを充分に楽しむことができました。
Posted by あいあん at 2012年08月11日 09:47