2015年08月01日
槍ヶ岳とアルプス縦走 3 <登頂>
初日は相当疲労したので、夕食後午後7時には就寝。
時々目を覚ましたものの、夜行バスでの寝不足を解消しました。
3000mの高さで一晩過ごすのは初めてで、高山病を心配したのですが特に問題はありませんでした。
翌朝は4時に起床。
入山2日目は槍ヶ岳登頂と西鎌尾根縦走をする、今回の山行のハイライト日です。
外に出てみると風が強く、雲はやや多いものの晴れています。
槍の穂先もくっきり (早くもヘッドランプ点けて登っている人がいます)。

小屋の前のテラスからは薄明の中、東から南にかけて素晴らしい景色を見ることができました。
薄明の中に八ヶ岳(左)や南アルプス(右)などの山々が美しい姿を見せています。
(Click!)

常念岳と浅間山(左奥)
(Click!)

しかし、中でも富士山の優美な姿は特筆ものでしょう。
(Click!)

ちなみに右端のポコっと出ているピークが日本で2番目の標高(3193m)の北岳です。
写真には写っていませんが北岳の右には日本で3番目の間ノ岳(3190m)も見えていました。
日の出の時間(4:45頃)が近づくと、テラス周辺にはご来光を見ようと大勢の人が集まってきました。
しかし、残念!
ちょうど日の出の方向に雲がかかっていて、ご来光を見ることはできませんでした。
そうとなれば、次は頂上アタックだと思い急いで朝食を食べに行きます。
朝食後、外に出てみると風は少しおさまってきたようです。
しかも、穂先の登りに取り付いている人はいないみたいです。
これはチャンス!
頭にはヘルメットを装着。
山頂でゆっくりしたいので体の冷えを防止するため、ダウンジャケットプラスレインスーツ上下を着込んでアタック開始。

穂先の登りは大して難しいこともなくスムーズに登り、20分足らずでついに登頂!
山頂には5、6名の人が居ましたが、まだスペースに余裕がある感じです。
とりあえず奥にあるお社に無事登頂できたお礼をします。

それにしても山頂はまさに360度の素晴らしい展望。
昨日のあの苦労が報われる思いです。
様ざまな逸話のある北鎌尾根
(Click!)

北鎌尾根の向こうに見える、稜線に白っぽい筋(花崗岩)のあるのは燕岳です。
そこからやや左手に目を向けると黒部川上流域の山々が見えてきます。
(Click!)

三俣蓮華岳、薬師岳(左奥)、鷲羽岳、水晶岳(真ん中付近にポコっと出たピーク)。
右手奥は立山と思われますが、ガスがかかっています。
さらに左には、今日これから歩く西鎌尾根の様子がうかがえます。
(Click!)

2600~2700mの稜線歩きになりますが、とても気持ちの良さそうな山行になりそうで期待が高まります。
西方向には笠ヶ岳、その向こうには加賀の名峰、白山が姿を見せています。
(Click!)

(Click!)

南の方角には穂高連峰が見えます。
(Click!)

昨年登った前穂高岳も見えています。
(左側のゴジラの背中みたいなギザ=前穂北尾根 のいちばん高いピーク)
前穂の向こう、遠くに見えるのは南アルプス(木曽駒ヶ岳、空木岳など)です。
穂高連峰のやや右奥には、奥から御嶽山、乗鞍岳、焼岳。
(Click!)

こちらは、槍ヶ岳から大天井岳へと延びる東鎌尾根。
(Click!)

いつかこのルートも辿ってみたいですね。
山頂には入れ代わり立ち代わり人が登ってきますが、それほど混み合うこともなかったので、45分ほど居ました。
降りは数人の人の後について降りたため、急所で何度かちょっとつかえて時間がかかりましたが、それでも20分で肩まで降りてきました。
登りも降りもよく整備されており、目印どおりに登れば特に難しいことはないという感じです。
穂先の岩場に根を下ろす花です。

ミヤマダイコンソウ

シコタンソウ
穂先から降りた後は荷物を片付けて、次の目標、西鎌尾根縦走に向います。
穂高岳山荘の周辺に咲く花

ミヤマオダマキ

イワベンケイ
(つづく)
時々目を覚ましたものの、夜行バスでの寝不足を解消しました。
3000mの高さで一晩過ごすのは初めてで、高山病を心配したのですが特に問題はありませんでした。
翌朝は4時に起床。
入山2日目は槍ヶ岳登頂と西鎌尾根縦走をする、今回の山行のハイライト日です。
外に出てみると風が強く、雲はやや多いものの晴れています。
槍の穂先もくっきり (早くもヘッドランプ点けて登っている人がいます)。
小屋の前のテラスからは薄明の中、東から南にかけて素晴らしい景色を見ることができました。
薄明の中に八ヶ岳(左)や南アルプス(右)などの山々が美しい姿を見せています。
(Click!)
常念岳と浅間山(左奥)
(Click!)
しかし、中でも富士山の優美な姿は特筆ものでしょう。
(Click!)

ちなみに右端のポコっと出ているピークが日本で2番目の標高(3193m)の北岳です。
写真には写っていませんが北岳の右には日本で3番目の間ノ岳(3190m)も見えていました。
日の出の時間(4:45頃)が近づくと、テラス周辺にはご来光を見ようと大勢の人が集まってきました。
しかし、残念!
ちょうど日の出の方向に雲がかかっていて、ご来光を見ることはできませんでした。
そうとなれば、次は頂上アタックだと思い急いで朝食を食べに行きます。
朝食後、外に出てみると風は少しおさまってきたようです。
しかも、穂先の登りに取り付いている人はいないみたいです。
これはチャンス!
頭にはヘルメットを装着。
山頂でゆっくりしたいので体の冷えを防止するため、ダウンジャケットプラスレインスーツ上下を着込んでアタック開始。
穂先の登りは大して難しいこともなくスムーズに登り、20分足らずでついに登頂!
山頂には5、6名の人が居ましたが、まだスペースに余裕がある感じです。
とりあえず奥にあるお社に無事登頂できたお礼をします。
それにしても山頂はまさに360度の素晴らしい展望。
昨日のあの苦労が報われる思いです。
様ざまな逸話のある北鎌尾根
(Click!)
北鎌尾根の向こうに見える、稜線に白っぽい筋(花崗岩)のあるのは燕岳です。
そこからやや左手に目を向けると黒部川上流域の山々が見えてきます。
(Click!)
三俣蓮華岳、薬師岳(左奥)、鷲羽岳、水晶岳(真ん中付近にポコっと出たピーク)。
右手奥は立山と思われますが、ガスがかかっています。
さらに左には、今日これから歩く西鎌尾根の様子がうかがえます。
(Click!)
2600~2700mの稜線歩きになりますが、とても気持ちの良さそうな山行になりそうで期待が高まります。
西方向には笠ヶ岳、その向こうには加賀の名峰、白山が姿を見せています。
(Click!)
(Click!)
南の方角には穂高連峰が見えます。
(Click!)
昨年登った前穂高岳も見えています。
(左側のゴジラの背中みたいなギザ=前穂北尾根 のいちばん高いピーク)
前穂の向こう、遠くに見えるのは南アルプス(木曽駒ヶ岳、空木岳など)です。
穂高連峰のやや右奥には、奥から御嶽山、乗鞍岳、焼岳。
(Click!)
こちらは、槍ヶ岳から大天井岳へと延びる東鎌尾根。
(Click!)
いつかこのルートも辿ってみたいですね。
山頂には入れ代わり立ち代わり人が登ってきますが、それほど混み合うこともなかったので、45分ほど居ました。
降りは数人の人の後について降りたため、急所で何度かちょっとつかえて時間がかかりましたが、それでも20分で肩まで降りてきました。
登りも降りもよく整備されており、目印どおりに登れば特に難しいことはないという感じです。
穂先の岩場に根を下ろす花です。
ミヤマダイコンソウ

シコタンソウ
穂先から降りた後は荷物を片付けて、次の目標、西鎌尾根縦走に向います。
穂高岳山荘の周辺に咲く花
ミヤマオダマキ
イワベンケイ
(つづく)
Posted by あいあん at 17:52│Comments(0)
│山登り