2016年08月12日
仙丈ケ岳(3)
先ほどカールの先に見えたピークが山頂と信じて登っていったのですが、カールの上端付近で右上を見ると

「あそこが山頂だったのか...」
カールのてっぺんが山頂かと思っていたのですが、もうひと頑張り必要みたい。
それにしても結構な人数が居るようです。
山頂に続く稜線では

ミネウスユキソウ

イブキジャコウソウ
などが咲いていました。
そしてついに13時に3033mの山頂に到達。

登山口から4時間強。
結構長かったですね。
こちらは大仙丈ケ岳へと続く稜線。

山頂では、

チシマギキョウ

イワベンケイ(花は終わってました)

ミヤママンネングサ
などの高山植物と

イワヒバリを見ることができました。
山頂には30分ほど滞在して下山開始。
が、下山時に思いもかけぬトラブルが発生してしまいました。
「あそこが山頂だったのか...」
カールのてっぺんが山頂かと思っていたのですが、もうひと頑張り必要みたい。
それにしても結構な人数が居るようです。
山頂に続く稜線では

ミネウスユキソウ

イブキジャコウソウ
などが咲いていました。
そしてついに13時に3033mの山頂に到達。

登山口から4時間強。
結構長かったですね。
こちらは大仙丈ケ岳へと続く稜線。
山頂では、
チシマギキョウ
イワベンケイ(花は終わってました)
ミヤママンネングサ
などの高山植物と

イワヒバリを見ることができました。
山頂には30分ほど滞在して下山開始。
が、下山時に思いもかけぬトラブルが発生してしまいました。
今日は出発が遅かったうえに、夕食は自炊の予定なので早いペースで下山しなくてはなりません。
しかし、寝不足のせいか今年は長い距離を歩く山行をやっていなかったせいか、下山では「かなり脚にきているな」と感じました。
そして、小仙丈ケ岳を過ぎて少し急な岩の多い降りでした。
「この脚では明日の甲斐駒ケ岳は登れないんじゃないか」などと考えて、フラットな岩の上に足を置いた瞬間
ズルっと滑りバランスを大きく崩してしまい、
「しまった!」
と思った時には、派手に転んでいました。
起き上がろうとすると、頭のあたりからポタポタと出血。
「こりゃ、下手すると救急車かな」
と思いました。
起き上がってみると、怪我をしたのは左眉と右の上唇の2か所の裂傷のみで、捻挫や骨折はありませんでした。
左眉の裂傷は浅めで出血はすぐに止まった(じわじわと滲み出してはくるが)のですが、上唇の裂傷は出血こそあまりありませんが、かなり深い感じです。
とりあえず歩くことに支障はないので、そのまま下山。
唇の怪我はカットバンでは対応しづらいので、山小屋でガーゼと絆創膏をもらって処置しましたが、悪くすれば縫合が必要な状況。
結局、高山病っぽい症状が出ているメンバーの体調も良くないこともあって、翌日の甲斐駒ケ岳登山は中止して帰宅することになりました。
翌日は快晴で絶好の登山日和。
自分は自分の怪我が原因なので、あきらめが付くのですが、他のメンバーに申し訳ありません。
ただ、後で聞いた話では、他のメンバー中にも仙丈ケ岳でかなり脚に来ていて、甲斐駒が中止になってホッとしたという人が多かったとのことでした。
帰りの林道バスの中から見る鋸岳の奇観。

ほんとうに快晴です。
くやしい~!
帰りがけに駒ケ根インターちかくの温泉で汗を流します。

温泉の駐車場から見た中央アルプス宝剣岳。

ここも快晴...
ということで、今回はせっかく南アルプスまで来ていながら不本意な結果に終わってしまいました。
急とはいえ、何でもない降りだったんですけど...
しかし、仙丈ケ岳1つでも登ることができたし、こういうトラブルもひとつの経験と思えば良い経験でした。
それにしても、仙丈ケ岳で見た高山植物。
種類こそ多かったものの、数は北アルプスに比べ圧倒的に少なかったです。
これが鹿の食害によるものならかなり深刻です。
そういった現状を見ることができたのも収穫の一つでした。
それで結局、唇の怪我ですが、縫合せずにそのまま治療することになりました。
痕は少し残るかもしれないけど、この歳で気にする必要もないですし。
しかし、寝不足のせいか今年は長い距離を歩く山行をやっていなかったせいか、下山では「かなり脚にきているな」と感じました。
そして、小仙丈ケ岳を過ぎて少し急な岩の多い降りでした。
「この脚では明日の甲斐駒ケ岳は登れないんじゃないか」などと考えて、フラットな岩の上に足を置いた瞬間
ズルっと滑りバランスを大きく崩してしまい、
「しまった!」
と思った時には、派手に転んでいました。
起き上がろうとすると、頭のあたりからポタポタと出血。
「こりゃ、下手すると救急車かな」
と思いました。
起き上がってみると、怪我をしたのは左眉と右の上唇の2か所の裂傷のみで、捻挫や骨折はありませんでした。
左眉の裂傷は浅めで出血はすぐに止まった(じわじわと滲み出してはくるが)のですが、上唇の裂傷は出血こそあまりありませんが、かなり深い感じです。
とりあえず歩くことに支障はないので、そのまま下山。
唇の怪我はカットバンでは対応しづらいので、山小屋でガーゼと絆創膏をもらって処置しましたが、悪くすれば縫合が必要な状況。
結局、高山病っぽい症状が出ているメンバーの体調も良くないこともあって、翌日の甲斐駒ケ岳登山は中止して帰宅することになりました。
翌日は快晴で絶好の登山日和。
自分は自分の怪我が原因なので、あきらめが付くのですが、他のメンバーに申し訳ありません。
ただ、後で聞いた話では、他のメンバー中にも仙丈ケ岳でかなり脚に来ていて、甲斐駒が中止になってホッとしたという人が多かったとのことでした。
帰りの林道バスの中から見る鋸岳の奇観。

ほんとうに快晴です。
くやしい~!
帰りがけに駒ケ根インターちかくの温泉で汗を流します。
温泉の駐車場から見た中央アルプス宝剣岳。
ここも快晴...
ということで、今回はせっかく南アルプスまで来ていながら不本意な結果に終わってしまいました。
急とはいえ、何でもない降りだったんですけど...
しかし、仙丈ケ岳1つでも登ることができたし、こういうトラブルもひとつの経験と思えば良い経験でした。
それにしても、仙丈ケ岳で見た高山植物。
種類こそ多かったものの、数は北アルプスに比べ圧倒的に少なかったです。
これが鹿の食害によるものならかなり深刻です。
そういった現状を見ることができたのも収穫の一つでした。
それで結局、唇の怪我ですが、縫合せずにそのまま治療することになりました。
痕は少し残るかもしれないけど、この歳で気にする必要もないですし。
Posted by あいあん at 17:27│Comments(4)
│山登り
この記事へのコメント
こんにちは。
なんと大怪我じゃないですか。自力で下山されたようでホッとしましたよ。
翌日の快晴での山写真。何も知らずに見たら素晴らしいと思えるのですが、あいあんさんにとっては残念、リベンジを誓った写真になるのかな?
ところでこの夏の好天続きは記憶にありません。
例年のところで避暑してますが夕立の気配もありません。
お大事に。
なんと大怪我じゃないですか。自力で下山されたようでホッとしましたよ。
翌日の快晴での山写真。何も知らずに見たら素晴らしいと思えるのですが、あいあんさんにとっては残念、リベンジを誓った写真になるのかな?
ところでこの夏の好天続きは記憶にありません。
例年のところで避暑してますが夕立の気配もありません。
お大事に。
Posted by きゃらぼく at 2016年08月13日 09:16
大変だったですね、
お怪我お大事に療養されてください
結構岩だらけに見えても植物は頑張って花を咲かせているんですね
お怪我お大事に療養されてください
結構岩だらけに見えても植物は頑張って花を咲かせているんですね
Posted by RR
at 2016年08月13日 18:37

●きゃらぼくさん
今回の怪我は今までの登山経験の中では最大の負傷でした。
いつもはソロ登山なので、マイペースで高山植物などじっくりと撮影しながらの山行なのですが、
パーティーで登るとそういうわけにもいかずちょっと勝手が違っていました。
甲斐駒ケ岳にはいつか登ってみたいと思いますが、自分的にはどうせ行くならやはり北アルプスがいいなあ~と思います。
今回の怪我は今までの登山経験の中では最大の負傷でした。
いつもはソロ登山なので、マイペースで高山植物などじっくりと撮影しながらの山行なのですが、
パーティーで登るとそういうわけにもいかずちょっと勝手が違っていました。
甲斐駒ケ岳にはいつか登ってみたいと思いますが、自分的にはどうせ行くならやはり北アルプスがいいなあ~と思います。
Posted by あいあん
at 2016年08月13日 22:12

●RRさん
最初に思ったよりも大したことはなかったので、ちょっとホッとしていますが、唇の怪我は治るまでかなりかかりそうです。
高山植物は厳しい環境の下で健気に美しい花を咲かせるので、つい魅入られてしまいます。
最初に思ったよりも大したことはなかったので、ちょっとホッとしていますが、唇の怪我は治るまでかなりかかりそうです。
高山植物は厳しい環境の下で健気に美しい花を咲かせるので、つい魅入られてしまいます。
Posted by あいあん
at 2016年08月13日 22:15
