2013年05月12日
くじゅう連山 テン泊でピークハント!(6)~くじゅうファイナル~
5月3日 入山3日目(最終日)
今日も目を覚ましたのは5時過ぎです。
今朝の冷え込みも強烈で、当然テントのフライは霜だらけ。
就寝中に自分の息がかかった部分はインナーにも氷が張りついています。
5時半を過ぎて、2日連続のモルゲンロートです。
今日は山を降りる日ですが、この世の楽園坊がつるをこのまま離れるのは非常に心残りです。
お昼過ぎに長者原を出発すればいいので、まだゆっくりすることはできます。
ということで、昨日の山談義で坊がつるから小一時間で登ることができるよと教えてもらった立中(たっちゅう)山に登ってみることにしました。
キャンプ場から見える、「山」と言うより「丘」みたいなのがそれっぽいです。
国土地理院の地図では1464.4mの無名峰です。
坊がつるの標高が約1250mなので標高差約200m。
確かに簡単に登れそう。
(5月9日の記事最下部の地図を参照してください)
まずは法華院の山荘に寄って生理的に重要な問題を解消。
外来トイレは和洋各1式。
清掃も行き届いていてトイレットペーパーも備わっており、しかも洋式は暖房便座です。
身軽になって山荘横のキャンプ場の上の道を進みます。
正面が立中山です。
山荘から少し行ったところに稲星山のところで紹介した白口谷コースの入口がありました。
が、やはり通行禁止の表示。
昨年7月の豪雨で土石流が発生したためらしいです。
ブログでは注意すれば何とか通れるという記事があったり、実際昨日も中岳側からこのコースに入っていく登山者を見かけたりしたんですが、いくら山は自己責任と言ってもやっぱりそういうことは避けたいものですね。
道は遊歩道っぽい感じが続いていて
「こりゃ楽勝!」と思いきや
やっぱり出ましたガレ場。
しかし、経由点の鉾立峠までは山荘からわずか20分。
鉾立峠から望む白口山-中岳-三俣山の山なみ
この峠には白口岳の登山口もあり、白口岳-稲星山-久住山・中岳-北千里ヶ浜-法華院という周回ルートが組めます。
立中山頂付近から写した鉾立峠-白口岳山頂ルート
白口岳のすぐ右に中岳が見えています。
足場の悪そうな直登ルートみたいですが、標高差は350m程度です。
ところで、目指す立中山頂には峠から20分で到着。
北に坊がつるを間近に見下ろすことができます。
鳴子川の蛇行する様子がよくわかります。
南側は久住高原、そしてその向こうに祖母-傾山系が見えています。
この立中山が今回のくじゅう山行で本当に最後のピークになるので、じっくりと景色を目に焼き付けてから坊がつるに帰還。
撤収完了は9時20分(ムーライの山ガールも本日撤収で20分ほど前に挨拶してお別れ。電話番号は...無理でしょう)。
GW後半開始とあって、テントの数が増えつつあります。
名残は尽きねど、坊がつるを出発です。
長者原に至る分岐点。
鳴子川を徒渉して(コンクリートの足場あり)坊がつるに至る近道に気付く...
(案内表示どおりに行っても大した遠回りではありません)
樹林帯に入る手前で後ろを振り返ります。
これで見納め、しばしの別れ。
途中の雨ヶ池から見る三俣山(北峰)。
今日はよく見えます。
そして.....
あぁ~!ついに俗世間に戻ってきてしまったぁ(´へ`)
到着は11時。
駐車場横の長者原ヘルスセンターで早めの昼食。
ブロガーさんお勧めの「とり天定食」800円也。
数日ぶりにボリューム感のある食事をしました。
うまい!
続いて同じ建屋内にある温泉に入ろうと思ったのですが、なんと!
GW後半に突入したというのに今日は使えないとのこと。
この近辺だと温泉なんかより取り見取りなわけなんですが、自分の性格からして「ここ!」とあらかじめ決めた所がないと、車に乗って走り出したら停めるのが面倒になってそのまま帰っちゃう可能性大。
徒歩圏内で入れる温泉は...っと。
ちょっと北に行ったところに「オーベルジュ コスモス」というプチリゾートホテルっぽいのがあって、「日帰り入浴可」と書いてあります。
なんか場違いかな...
と思いつつ中に入ると、支配人らしき人が「いらっしゃいませ」とお出迎え。
そのまま浴場にご案内(600円)。
サウナこそ無いものの露天風呂もあるし、シャンプー類は馬油使用の高級品。
しかも貸切。
のんびりと湯に浸かって疲れを癒します。
温泉で心身ともにリフレッシュした後は、山を見ながらノンアルで素晴らしきくじゅうの日々に乾杯っ!
こりゃ、また来なきゃならんっしょ!
(終わり)
今日も目を覚ましたのは5時過ぎです。
今朝の冷え込みも強烈で、当然テントのフライは霜だらけ。
就寝中に自分の息がかかった部分はインナーにも氷が張りついています。
5時半を過ぎて、2日連続のモルゲンロートです。
今日は山を降りる日ですが、この世の楽園坊がつるをこのまま離れるのは非常に心残りです。
お昼過ぎに長者原を出発すればいいので、まだゆっくりすることはできます。
ということで、昨日の山談義で坊がつるから小一時間で登ることができるよと教えてもらった立中(たっちゅう)山に登ってみることにしました。
キャンプ場から見える、「山」と言うより「丘」みたいなのがそれっぽいです。
国土地理院の地図では1464.4mの無名峰です。
坊がつるの標高が約1250mなので標高差約200m。
確かに簡単に登れそう。
(5月9日の記事最下部の地図を参照してください)
まずは法華院の山荘に寄って生理的に重要な問題を解消。
外来トイレは和洋各1式。
清掃も行き届いていてトイレットペーパーも備わっており、しかも洋式は暖房便座です。
身軽になって山荘横のキャンプ場の上の道を進みます。
正面が立中山です。
山荘から少し行ったところに稲星山のところで紹介した白口谷コースの入口がありました。
が、やはり通行禁止の表示。
昨年7月の豪雨で土石流が発生したためらしいです。
ブログでは注意すれば何とか通れるという記事があったり、実際昨日も中岳側からこのコースに入っていく登山者を見かけたりしたんですが、いくら山は自己責任と言ってもやっぱりそういうことは避けたいものですね。
道は遊歩道っぽい感じが続いていて
「こりゃ楽勝!」と思いきや
やっぱり出ましたガレ場。
しかし、経由点の鉾立峠までは山荘からわずか20分。
鉾立峠から望む白口山-中岳-三俣山の山なみ
この峠には白口岳の登山口もあり、白口岳-稲星山-久住山・中岳-北千里ヶ浜-法華院という周回ルートが組めます。
立中山頂付近から写した鉾立峠-白口岳山頂ルート
白口岳のすぐ右に中岳が見えています。
足場の悪そうな直登ルートみたいですが、標高差は350m程度です。
ところで、目指す立中山頂には峠から20分で到着。
北に坊がつるを間近に見下ろすことができます。
鳴子川の蛇行する様子がよくわかります。
南側は久住高原、そしてその向こうに祖母-傾山系が見えています。
この立中山が今回のくじゅう山行で本当に最後のピークになるので、じっくりと景色を目に焼き付けてから坊がつるに帰還。
撤収完了は9時20分(ムーライの山ガールも本日撤収で20分ほど前に挨拶してお別れ。電話番号は...無理でしょう)。
GW後半開始とあって、テントの数が増えつつあります。
名残は尽きねど、坊がつるを出発です。
長者原に至る分岐点。
鳴子川を徒渉して(コンクリートの足場あり)坊がつるに至る近道に気付く...
(案内表示どおりに行っても大した遠回りではありません)
樹林帯に入る手前で後ろを振り返ります。
これで見納め、しばしの別れ。
途中の雨ヶ池から見る三俣山(北峰)。
今日はよく見えます。
そして.....
あぁ~!ついに俗世間に戻ってきてしまったぁ(´へ`)
到着は11時。
駐車場横の長者原ヘルスセンターで早めの昼食。
ブロガーさんお勧めの「とり天定食」800円也。
数日ぶりにボリューム感のある食事をしました。
うまい!
続いて同じ建屋内にある温泉に入ろうと思ったのですが、なんと!
GW後半に突入したというのに今日は使えないとのこと。
この近辺だと温泉なんかより取り見取りなわけなんですが、自分の性格からして「ここ!」とあらかじめ決めた所がないと、車に乗って走り出したら停めるのが面倒になってそのまま帰っちゃう可能性大。
徒歩圏内で入れる温泉は...っと。
ちょっと北に行ったところに「オーベルジュ コスモス」というプチリゾートホテルっぽいのがあって、「日帰り入浴可」と書いてあります。
なんか場違いかな...
と思いつつ中に入ると、支配人らしき人が「いらっしゃいませ」とお出迎え。
そのまま浴場にご案内(600円)。
サウナこそ無いものの露天風呂もあるし、シャンプー類は馬油使用の高級品。
しかも貸切。
のんびりと湯に浸かって疲れを癒します。
温泉で心身ともにリフレッシュした後は、山を見ながらノンアルで素晴らしきくじゅうの日々に乾杯っ!
こりゃ、また来なきゃならんっしょ!
(終わり)
Posted by あいあん at 23:23│Comments(8)
│山登り
この記事へのコメント
くじゅうレポ、お疲れ様でした。楽しく読ませていただきましたが 一気に全ピーク踏破とは・・・
私も出来れば坊ヶツルは連泊して堪能したいものです。
立中山は他の山に比べてイマイチマイナーですが ミヤマキリシマの頃はまさに「庭園」のような感じで楽しめます。
私も何年か通い詰めて メインの山々は一通り登ったんですが やはり年に一度は坊ヶツルでキャンプをしないと落ち着かないんで 今年もミヤマキリシマか紅葉の時期に狙ってはいるんですが・・・
私も出来れば坊ヶツルは連泊して堪能したいものです。
立中山は他の山に比べてイマイチマイナーですが ミヤマキリシマの頃はまさに「庭園」のような感じで楽しめます。
私も何年か通い詰めて メインの山々は一通り登ったんですが やはり年に一度は坊ヶツルでキャンプをしないと落ち着かないんで 今年もミヤマキリシマか紅葉の時期に狙ってはいるんですが・・・
Posted by BARA at 2013年05月13日 00:26
いや~素晴らしいレポです!
私も昨日竜王山(山陽小野田市)でプチ登山をしてみたんですが
まだファミリー登山は無理だと痛感しました…
長者ヶ原~坊ヶツルくらいで堪能で来たらよいですなぁ…
子供たちのオンブ癖を克服しないと…
私も昨日竜王山(山陽小野田市)でプチ登山をしてみたんですが
まだファミリー登山は無理だと痛感しました…
長者ヶ原~坊ヶツルくらいで堪能で来たらよいですなぁ…
子供たちのオンブ癖を克服しないと…
Posted by koutarou at 2013年05月13日 07:05
久住、坊がつる・・・
登山もキャンプも温泉も酒も・・・
すべて満たしてくれる楽園ですよね。
色んなルート、色んな季節これからも
楽しみですね。
ほんとここだけは何度来ても飽きません(笑)
一度で良いから法華院にも泊まってみたいんですけどね。
とり天定食美味しいですよね~
2階の温泉も安くてちょっと熱めの湯が疲れた体に良いんで
次回行かれると良いと思います。(^^)
登山もキャンプも温泉も酒も・・・
すべて満たしてくれる楽園ですよね。
色んなルート、色んな季節これからも
楽しみですね。
ほんとここだけは何度来ても飽きません(笑)
一度で良いから法華院にも泊まってみたいんですけどね。
とり天定食美味しいですよね~
2階の温泉も安くてちょっと熱めの湯が疲れた体に良いんで
次回行かれると良いと思います。(^^)
Posted by きたちゃん at 2013年05月13日 19:56
●BARAさん
くじゅうは超~っ久しぶり(20年ぶり?)だし、滅多に来れないので主だったピークは一気に登っちゃいました。
気温が低めで乾いた涼しい風が吹いていたので疲労が少なかったのが大きいですね。
立中山のミヤマキリシマは例の山談義の人も「あそこで充分」と言っていました。
実際行ってみると、なるほどミヤマキリシマが結構ありますもんね。
さて、次はいつ行けるか?
くじゅうは超~っ久しぶり(20年ぶり?)だし、滅多に来れないので主だったピークは一気に登っちゃいました。
気温が低めで乾いた涼しい風が吹いていたので疲労が少なかったのが大きいですね。
立中山のミヤマキリシマは例の山談義の人も「あそこで充分」と言っていました。
実際行ってみると、なるほどミヤマキリシマが結構ありますもんね。
さて、次はいつ行けるか?
Posted by あいあん at 2013年05月13日 22:09
●koutarouさん
久しぶりに充実した連泊登山でしたので、力の入ったレポになりました。
作るのも大変ですが後で自分が読み返しても楽しめるのが良いところです。
くじゅうでは小さいお子さん連れも何組か見かけましたよ。
下のお子さんが小学校に入る位になれば、長者原から雨が池経由で坊がつるに行けるんじゃないかな(このコース、極端な登り降りはありません)。
それまでは近所でプチ登山して鍛えておきましょう。
久しぶりに充実した連泊登山でしたので、力の入ったレポになりました。
作るのも大変ですが後で自分が読み返しても楽しめるのが良いところです。
くじゅうでは小さいお子さん連れも何組か見かけましたよ。
下のお子さんが小学校に入る位になれば、長者原から雨が池経由で坊がつるに行けるんじゃないかな(このコース、極端な登り降りはありません)。
それまでは近所でプチ登山して鍛えておきましょう。
Posted by あいあん at 2013年05月13日 22:18
こんばんは。
レポお疲れ様です。
ホントに凄い3日間ですね、とても真似は出来ませんが参考にさせて下さい。
防がつる…楽園なんですね、ますますテント泊したくなりました。
レポお疲れ様です。
ホントに凄い3日間ですね、とても真似は出来ませんが参考にさせて下さい。
防がつる…楽園なんですね、ますますテント泊したくなりました。
Posted by otopapa at 2013年05月13日 22:21
●きたちゃん
本当にこの世の楽園でした。
う~、また行きたいなー。
うちの場合、他の家族はアウトドアには興味が無いので、「一人だけ遊びに行って!」と言われるのが最大の問題だったりします。
ヘルスセンターの2階の温泉は数日後に寄った他のブロガーさんの時にもお湯が少なくないのでお休みと言われたそうです。
大丈夫かな。
本当にこの世の楽園でした。
う~、また行きたいなー。
うちの場合、他の家族はアウトドアには興味が無いので、「一人だけ遊びに行って!」と言われるのが最大の問題だったりします。
ヘルスセンターの2階の温泉は数日後に寄った他のブロガーさんの時にもお湯が少なくないのでお休みと言われたそうです。
大丈夫かな。
Posted by あいあん at 2013年05月13日 22:22
●otopapaさん
なんとかレポを仕上げてホッとした気分です(笑)
文中にも書きましたが、ピークの高低差はそんなに無いので結構すいすい登れちゃうんですよ。
ただ、足元がガレ場とかズルっときやすい黒土なのが問題ですが。
坊がつるは、景色良し、温泉良し、酒ありで最高です!
なんとかレポを仕上げてホッとした気分です(笑)
文中にも書きましたが、ピークの高低差はそんなに無いので結構すいすい登れちゃうんですよ。
ただ、足元がガレ場とかズルっときやすい黒土なのが問題ですが。
坊がつるは、景色良し、温泉良し、酒ありで最高です!
Posted by あいあん at 2013年05月13日 22:27