つれづれぐさRX

久住分れを後にしたのは11時45分。
まだお昼前です。
今から坊がつるのキャンプ場に戻っても時間を持て余しそうなので、坊がつるの東にドドーンと聳えて印象深い三俣山に登ってみることにしました。

朝来たコースをすがもり越え分岐まで戻ります。

ここまで来ると三俣山はもう目の前ですが、登山口は左手に少し登った所にあるすがもり峠にあります。
峠への登りもガレ場です。

すがもり峠の避難小屋。

登山者が何人か休憩しています。
暑い日は日陰が得られる貴重な場所ですね。

さて三俣山の登山道ですが。
今日登ってきた他の山とほぼ同様ですが、分岐がいくつもあって「これが正規の道」っていうのがないみたいです。
まあ、どれを辿っても山頂に着くみたいなので問題はありません。


適当に登って、まずは登山口に一番近い西峰に到達。

手元にある国土地理院の地図で標高1678mと記されたピークでしょうね。
ここには数組のグループが昼食を摂りながらくつろいでいました。

地図にはあと２つ標高の記されたピークがあるので、そちらに行ってみることにしました。
西峰から北方向は他の山とちょっと感じが違ってササ原が続く気持ちの良いルートです。


この道を辿っていくと、２つのピークの鞍部に出ました。
とりあえず右のピークに行ってみましたが表示は無し。
「？」

帰宅後調べたところでは「Ⅳ峰」と呼ばれるピークみたいです。

ここから先も気持ちの良いササ原が続きます。

ただ、次のピークの手前の登りにかかると、湿った黒土の滑り易い道でちょいと難儀でした。
ここを登りきったところが地図に記された標高1743mのピーク、南峰でした。


地図にはあとひとつ標高1744.7mで三角点のあるピークが記されています。
これはⅣ峰に登る前の鞍部を左に行ったところにあるピークのようです。
南峰を降りた所に直接そのピークに向う道がありました。

やっぱりこれが三俣山の主峰でした。


これで今日予定したピークは全部登ったので（実は帰宅してからもうひとつ「北峰」があることがわかったのですが）、ゆっくり休みます。
このピークには広々とした草原が広がっているので、寝転んで空を見上げての～んびり。


さあ後はお楽しみの温泉＆ビールでーす。
行きに通った北千里を戻ります。

この景色も見納め。


再びガレ場を降って法華院の山荘が見えてきました。


温泉に浸かった後は昨日同様、浴場横の休憩室でくつろぎます。
本日は50円プラスしてエビスです。


写真を撮っていると、さっきまで一緒に湯船に浸かっていた人が話しかけてきました。
くじゅうには北九州から何度も通われているということで、自然と山談義に。
話しているうちに年齢もほとんど同じで、子供も同じ年頃だと言うことが判明して人生談義にまで発展。
いやー、こういうのも出先での楽しみのひとつですよね。

小一時間も話し込みどこかの山での再会を期して分かれた後にキャンプ場に戻ってみると、朝からテントが結構入れ替わっています。

VLシリーズがちょっと増えました。

例のムーライの山ガールがテントの前に居たので、ちょっと話しかけてみました。
今日は黒岳（平治岳のさらに向こう）まで行ってきたそうです。
坊がつるから行く人はあまり居ないコースなので、やはりくじゅうに通い慣れているんでしょうね。

昨日と同じくアルファ化米とレトルトで早めの夕食を済ませて外に出てみると、北大船山と平治岳がアーベントロート（夕焼け）になっています。

朝はモルゲンロート、夕方はアーベントロートが見られるなんて、幸せです。

アーベントーロートを見ながら今日の充実した山行の余韻に浸ります。


燃料のガスは焼酎のお湯割りを１杯飲んだ所でアウト。
明日の朝はシリアルバーと羊羹でいいかな。

（つづく）



11:45　久住分れ
12:18　すがもり峠
12:42　西峰
13:03　Ⅳ峰
13:18　南峰
13:40　本峰
（各峰で5～20分休憩しています）
14:50　すがもり峠
15:25　法華院温泉山荘