つれづれぐさRX

晴天のキャンプ時の星空観望に便利なのが双眼鏡です。
今まではニコンのアクションEX 8×40を使っていたのですが、この双眼鏡にはがっかりさせられました。重たくてごっついのは我慢するとしても、視界中心部から少し外れただけで像が歪んで見えます。星は点光源なんでこの歪みが顕著で、米粒のように伸びて見えてしまいます。ニコンもこんな双眼鏡を作るのか、とかつてニコンに憧れた天文少年だった私も失望しました。強いて言えば、実売２万円程度ではいくらニコンでも仕方が無いのでしょう。

そんなわけで新しい双眼鏡を物色しました。上を見ればツァイスだライカだスワロフスキーだなどと10万円を軽く超えるものがありますが、実際のところ年に数回しか使わないのにそんなに出す気はありません。ネットで色々調べて落ち着いたのが、ビクセンのアペックスプロHR 8×42です。ビクセンというと、マニアな人からは軽く見られているのですが、とある双眼鏡に詳しい方のウェブサイトに、侮れない性能を有しており、コストパフォーマンスは高いみたいなことが書いてあったのと、実売が５万円弱ということもあって、これを買ってみました。

ダハプリズム式なのですっきりボディです。

先のキャンプでは初めて好条件での星空観望でしたが、いやー、良かったですね。星像の歪みも無く、美しい星空散歩をすることができました。この双眼鏡とは長い付き合いになりそうです。ビクセンと言えども流石に最高級モデルだけのことはありました。
しかし、天文少年だった若かりし頃（30年前）には自宅で天の川を眺めることができたのですが、現在は２等星クラスがやっと見える程度です。光害や空気の汚れが星を見えなくしているのです。晴れた日には子供たちに天の川をいつでも見られるようにしてやりたいものですね。

30ウン年前に市内で撮影した天の川
この頃は現像・焼付も自分でやっていたんですよ。