名山? 龍門岳
男岳を登頂して男を上げた後は、次なる山に向かいます。
今度のターゲットは山口市街の北にひっそりと聳える龍門岳です。
さて、ここで「山口県百名山」に触れておかねばなりません。
「山口県百名山」とは山口県内の登山愛好家の間ではそれなりに有名な中島篤巳という人が選定したもので、葦書房から本も出版されています。
山の標高や山姿、人や歴史との関わりをもとに選定したらしいのですが、なにせ中国山地の西のはずれにある山口県から百も名山を選ぶのには相当無理がありました。
選者自身も80くらいは名山として賛同してもらえるだろうとしていますが、それも厳しいかも...
加えて、百名山選定から約20年の歳月が流れ、かつては素晴らしい展望が得られた山に樹が生い茂り展望が失われたりなど、大きな変化があった山もあって、百名山を登ってみると「これが名山?」という山もかなり存在します。
今回の龍門岳はまさにそんな山でした。
登山口は、山口市街から国道9号線を北上し、木戸山峠で国道262号線に入って登坂車線が始まった付近にあります。
ここは何度も通っているんですが、登山口があるなんて全く気が付きませんでした。
でも良く見ると、上下線ともに看板がありました。
駐車場所も確保されています。
登山口は明るい感じ。
しかし、途中の登山道は荒れた植林帯の中の単調な登りが続きます。
今日は既に男岳を登ってきた疲れもあるのかも知れませんが、この単調さが結構堪えます。
これが自然林の中だったり、展望の良い場所があったりするとまた違うんですが。
かなり登ったところで、急に明るい感じの自然林になります。
やれやれ、良かった。
さらに登ると笹薮が始まりますが、登山道の笹は刈られていて踏み跡ははっきりしています。
笹薮が始まってわずか数分で山頂に到着。
登山口からは40分でした。
予想通りですが、何もありません。
北東側のごく一部が樹の間から見える程度
(十種ヶ峰か?)
という感じで、自分的にはとても名山とは思えない山でした。
ただし、登山道は割と最近シダや笹が刈られたような跡があり、この山に愛着があり手を入れてくれた方がおられるということは書いておかないといけないかと思います。
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