3000m突破に挑戦 前穂高岳 (重太郎新道コース) (2)岳沢を登る
今回のコースですが、河童橋のたもとにちょうど良い解説写真がありました。
まず河童橋を渡って写真の左岸を奥に進むと岳沢(だけさわ)から降りてくる白い帯(正体は白っぽい岩のガレ沢)の下あたりに登山口があります。
ここから山側に向かい、ガレ沢右側の樹林帯を登って行きます。
ガレ沢が尾根の右側に回りこんで見えなくなっている向こう側に山小屋(岳沢小屋)があります(ここまで標高差660m)。
そこからが重太郎新道で、一気に約900m高度をかせいで前穂高岳に至ります。
(今回はそこまでですが、吊尾根をたどって奥穂高岳に登頂することもできます。)
さて、雨は完全にやんだので着ていたレインウエアの上をリュックにしまって出発。
まずは静かな雰囲気の岳沢湿原を通過します。
上高地らしい良い感じでの景色です。
さて、湿原の傍らに登山口を発見。
ここから山道になります。
最初は松林の中を進みます。
これは?
雪崩の跡かな?
コース途中の風穴です。
岩の間から冷たい冷気が流れ出してきます。
涼しい~
やがて樹林とガレ沢が接している個所に到達。
それまでは林の中のいため気が付かなかったのですが、天気がものすごい勢いで回復していました。
「これは、いいぞっ!」と大喜びです。
時間を追うごとにどんどん晴れ上がっていきます。
山小屋が見えてきました
小屋の近くで樹林帯を離れ、ガレ沢を渡ります。
沢の上部には雪渓があり、その上は吊尾根です。
沢を渡ってすぐに岳沢小屋に到着~
時刻は8:00
河童橋を6:00に出発したのでちょうど2時間です。
ところで本日はこの小屋泊まりです。
ここにはテン場もあるのですが、今回は1日で重太郎新道を登下降するため体力温存&スピーディな行動をする必要上、荷物を軽くできる山小屋泊としました。
さて、チェックインの時間にはまだ早いのですが、小屋の受付で予約の確認ついでに今日の混み具合を聞いてみると「今日は空いてます」とのこと。
10日ばかり前にブログで確認した時には今日は満室だったのに天気予報が悪かったせいか夜行バス同様キャンセルが続出した模様です。
小屋の親父さん曰く「天気予報はおおハズレ。予報につられてキャンセルした人は残念だったね。」
そこで、「そうですね。昨日のスタッフブログに「とりあえず岳沢まで来てから考えたら」ってあったので来てみました。」(本当の話)と言ったら、早速
当日のスタッフブログのネタになってました(喜び勇んだのは自分です)。
次回からいよいよ今回の登山の本命、重太郎新道です。
(つづく)
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