秋から冬へ 吉和冠山~寂地山縦走(2)
昼食のカップ麺を食べている間に、それまでまずまずだった天候が急変。
全天が灰色の雲に覆われ雨が降ってきてもおかしくない状態。
しかも、風も強まりヒューヒューうなってます。
食後は寂地山まで縦走するつもりだったのですが、「こりゃ急いで下山した方が良いかも」という雰囲気。
とりあえず縦走路への分岐点まで戻って様子を見ることに。
が、分岐点に戻っても天候に変化はありません。
ですが携帯でお昼の天気予報を確認したところ雨の予報ではありません。
地図で見ると寂地山までの縦走路はアップダウンが少なくペースが稼げそう。
「んじゃあ、行ける所まで行ってみるか」って感じで予定どおり寂地山に出発。
行ってみると、この縦走路って思っていた以上にアップダウンが少なく、スタスタ歩けます。
稜線と言うよりも台地の中を通って行くイメージです。
縦走路の両側に奥行きのある樹林が広がっており、これらが冬枯れしていることと相まって醸し出すされる茫漠とした感じが何とも味わい深く印象的です。
このコースでは往復共に他の登山者には出会わなかったのもそういうイメージを強く感じさせた原因なのかもしれません。
落ち葉を踏むカサカサという耳に心地良い音を聴きながら
気持ちの良い森林歩きが続きます。
分岐点で帰らなくて良かった!
これはカタクリの植生保護のためかな?
と思ったら、寂地山頂に到着。
分岐点から40分でした。
ここにはなんと!
山ガールが4人も居て、お昼ご飯の最中。
「しまった!ここでお昼にするんだった!!」
などという悔しさはみじんも見せずにコーヒーを一杯ゆっくり飲んで、おもむろに出発。
「なんてカッコいいお方」などと山ガールが思うことは.....(妄想)
帰りは再び茫漠感に浸りつつ分岐点まで。
分岐点からやや南に下った所で、鬼ヶ城山(手前)と羅漢山(奥)を確認。
ほんとに霞んでるなあ。
1100mから下は再び彩の世界。
あと少しで登山口。
豊かな色彩の秋から茫漠とした冬枯れまで味わえる素晴らしい山行でした。
9:15 松ノ木峠
10:45 縦走路分岐
11:12-11:38 冠山頂
12:02 縦走路分岐
12:42-12:50 寂地山頂
13:26 縦走路分岐
15:00 松ノ木峠
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