まずは、地蔵峠目差して東鳳翩山頂から降ります。
頂上からちょっと降った肩の部分に草に覆われた広場があります。
ここにテントを張って泊まるのもいいかも?
ここから先、地蔵峠までは階段を交えた長い降り。
帰りはここを登らなきゃならんと思うと...┌(´_`)┐
25分ほどで地蔵峠に到着。
名前の通りです。
ここには車道が交差しており、ここまで車で登れば楽に東鳳翩山に登れます。
ところで、地蔵峠から東鳳翩山方面にはしっかりとした案内板があるのですが、西鳳翩山を示す案内板は見あたりません。
降りてきた正面に見える道がそれっぽいのですが、
降ってきた道↓
に比べて整備状況の落差が大きく、「この道でいいんかい?」と思わせます。
自分の少し前に先行していたおじさんがいたのですが、車道を自信なさげに北に降って行きます。
と、そこに車で峠に登ってきた別のおじさんが山支度を始めたので道を聞いてみました。
やはり正面の道で間違いないとのことなので、お礼を言って出発(おじさんは東鳳翩山に向かいました)。
しかし、この道っていきなりの急登。
しかもすぐに急降下(折角登ったのに~!)。
いつもならこの程度のアップダウンは気にしないのですが、なんせ今日は長丁場なもんで。
ところで、このピークを降った所で、ふと横を見ると最近草を刈った様子のある細い道があり、さっき舗装道を北に降りて行ったおじさんが登ってきます。
ということは、こっちの道を行けば越えてきたピークを巻けるってことか。
と思いつつ、先に進みます。
ところで、このおじさんですが、その後姿を見かけることはありませんでした。
どうしたのかな?
さて、このコースですが、事前の調査では県下でも屈指の好縦走路ということでした。
確かに明るい感じの樹林帯や
開けた場所が所々あったりするのですが、非常に単調な感じです。
そう、展望が全然無いんです。
後で調べてみると、以前は南方角が開けていて山口市街を眺めながら縦走できるコースだったのらしいですが、だんだんと樹が茂ってきて展望が無くなったようです。
それと共に人気も低下。
今回、この縦走路では全く人と出会いませんでした。
それでも、ヒヨウモンチョウを眺めたり、
時々目指す西鳳翩山がチラリと見えたりするのをアクセントにして、
西鳳翩山手前の油ノ峠(ゆのとう)に到着。
ここからはアンテナ保守用の舗装道歩きです(つらい!)。
途中に頂上までショートカットできるような登山道は無いか探してみましたが、それは無し。
素直に車道をテクテク歩きます。
東鳳翩山頂出発から1時間40分。
ようやくアンテナが乱立する西鳳翩山頂に到着!
車道終点からの山口市街の眺め。
三角点はアンテナをぐるっと回り込んだ奥にありました。
三角点の他に案内板とかは無し(さみシ~)。
ちょうどお昼時なので、期限切れのカップヌードルを食べます。
台風の影響で山頂ではかなり(風速10mくらいか?)の強風が吹いていましたが、イータソロは問題なし。素晴らしい!
食後のコーヒーはどれがいいかな?(インスタントだけど)
昼食絡めてゆっくりした後は、さて来た道を戻らねばなるまい!
舗装道を降り始めると、道の脇にニョロニョロと蠢くものが...
ヤマカガシです。
じっくり見るのは初めてです。
チェック模様が綺麗ですが、いちおう毒蛇なので気を付けねば。
帰り道もやっぱり単調。
書くべきこともほとんど無し。
午後の陽射す樹林の道
こういう光景にはホッとさせられるんですが、疲労は次第に蓄積してきます。
地蔵峠西の小ピークは、行きにおじさんが登ってきた例の脇道を行くと舗装道に出て巻いて行くことに成功。
ただ、この後に待ち構える東鳳翩山頂への登りの階段地獄に比べると些細な省エネルギーには過ぎませんでしたが...
再び東鳳翩山頂にたどり着いた時は、もう体も精神もかなり疲れ切った状態。
うぅっ!股関節が痛いぞっ。
さて、東鳳翩山からの降りくらいはバリエーションを付けるか!って感じで、行きに見かけたナマナマコースをチョイス。
いや~っ、やられました。
昼なお暗い植林帯
倒木多数で、またぐのはまだしも、下をくぐるのは股関節に痛みを感じる身には堪えるぅ!
行きに通った二ッ堂ルートより明らかにマイナーで、踏み跡がかなり薄い
などなど、
行きに通るとか
東鳳翩山だけ登って余力がある時に降るとか
ならまだしも、
肉体的・精神的に疲れ切っている時に通る道ではありませんでした(T_T)
最後にはこのコースのハイライト「錦鶏の滝(雄滝)」が。
落差もあり、なかなか立派。
こちらは雌滝
駐車場所まで戻る途中の錦鶏の滝入口付近には「萩往還」の入口が。
ここからも東鳳翩山に登れるみたい。
次回はこのコースを辿ってみようかな。
ということで、今回の山行。
合計7時間半(8:45~16:15)という長丁場。
単調な縦走路がちょっと残念でしたが、秋の花々にも出会えたし、まずまず楽しい山行でした。