今日は時間によってはもうひと山登ろうと思っていました。
城山と同じ湯野地区にある観音岳(山口百名山)です。
この山は今から160年ほど前に頂上から藤原時代の作と見られる黄金の観音像が出土したという有難い山です。
城山から下山したのが13時、観音岳の登山時間はトータル3時間程度らしいので登れるだろうと、観音岳登山口のある湯野地区北部へ向います。
途中の県道脇から見える観音岳。
登山口は楞巌寺というお寺にあります(黄金の観音様もここに安置されています)。
目的地に近づくと、県道上部に「←観音岳ハイキングコース」の標識。
左折すると右手前方にお寺が見えたので、そちらに向かいます。
観音岳の登山道はそのまま八十八か所巡りになっているらしく、お寺の駐車場は登山者に開放されています。
駐車場には大きな登山路の案内板があります。
この登山路も一部が周回コースになっているみたいです。
ここにはトイレ、飲料の自販機もあり、至れり尽くせりです。
登山口は山門をくぐって、左手にあります。
登山路はおおむねこんな感じで、よく整備されています。
1つ1つ仏さまを拝みながら登って行きます。
31番竹林寺まで登ったところで一休み。
ここは少し広くなっていて、ベンチとトイレがあります。
この先しばらくは気持ちの良い緩やかな尾根道です。
ですが、正面の観音岳山頂まで高度差があるので、この先もうひと登りが必要みたいです。
やがて延命水に辿りつきます。
「一口5年、二口10年」と書いてあります。
10口くらいは飲んどかないと。
延命水の先で最後の登りが始まりました。
途中、黄金仏の代像として奉られた子安観音があり、しっかり拝ませていただきました。
子安観音から頂上まではほんのひと息。
頂上には展望台等もあって、南の徳山湾から北の石ヶ岳あたりまで見渡すことのできる好展望。
石ヶ岳(左)と千石岳(右)
帰りは休憩ポイントの31番から分岐する周回ルートを降ります。
途中の74番甲山寺の磨崖仏はなかなか味わい深いものがありました。
山を登りつつ行を積み、延命水をいただくという長寿間違いなしの山行でした。
13:30 登山口
13:55 31番休憩ポイント(5分休憩)
14:10 延命水
14:30 山頂(15分休憩)
15:05 31番休憩ポイント
15:42 登山口