さて「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」を見終わって帰宅します。
しかし単純に行きと同じに(バス+電車)で帰ったのでは芸がありません。
冬に「ゴーカイVSギャバン」を観た帰りには、国道188号沿いを10kmほど歩いて帰ったのですが、今回は下松-光の間に立ち塞がる山岳地帯を踏破してして帰ることにしました。
自分で言うのも何ですが、映画を観た後に山越えして帰宅しようなんて発想の人間はそうそう居ないでしょうね。
ルートとしては、鷲頭山を超えて光アルプスを横断して光市側に下山というイメージです。
映画館のあるザ・モール周南を出発したのは12時。
まずは鷲頭山の麓にある「降松神社」若宮を目指します。
降松神社は594(推古天皇3)年、都野郡鷲頭の庄、青柳浦の松の樹に大星が降りたことを受け、北辰星(北極星)を祀る社として桂木山に北辰妙見社が建立されました。
その後603(推古天皇11)年、高鹿垣に社殿を遷し、609(同17)年に鷲頭山に中宮、上宮が建立されました。
出発から25分で、降松神社若宮に到着。
さすがに歴史のある神社だけあって大きな随神門があります。
階段を登って参拝。
境内にはベンチを備えた休憩所があったので、ここでパンをかじって簡単な昼食とした後、いよいよ山越えにかかります。
次の目的地は鷲頭山山頂付近にある降松神社の中宮、上宮です。
若宮の階段を降り、前の道を山手に進みます。
やがて舗装が途切れていよいよ山道です。
道は車が通れるほどの広さがあって、そこそこ整備されているので、楽に登って行けます。
中宮、上宮の整備や清掃等で車が必要なんでしょうね。
15分ほど登ると右手方向に展望台の表示があったので、そっちに行ってみました。
するとすぐに見事な景色が見える場所に着きました。
下松、周南の市街地が一望です(少し霞んでいるのが残念)。
(Click!)
展望台を後にするとすぐに中宮の随神門が現れます。
こんな山中にあるにしてはかなり立派です。
門をくぐってやや進むと、右手に長岡外史の「周防第一苑」の碑があります。
この先で道は二股に分岐しています。
右手が光アルプスに通じる登山道、左が中宮の参道になります。
ここは左に。
鳥居をくぐって石段を登ると中宮の社殿があります。
中宮に参拝した後は、道を引き返し登山道に復帰。
が、ここで大きな勘違い。
登山道をさらに登ったところに上宮があると思っていたのですが、実は中宮の社殿の横を抜けて行かないと上宮には行けなかったのでした。
これは事前の調査不足だったんですが、あまり詳細に調べていくと、意外性というものが無くなってしまうので、そのあたりのバランスが難しいところです。
中宮を過ぎると道は狭く、登山道っぽくなってきますが、傾斜も少なく歩き易い楽な道が続きます。
道が少し登り始めると316.5mの三角点が近いことを感じさせます。
登りきったところで「深切山」の案内板。
どうも316.5mのピークのことらしいです。
ここで登山道をはずれ、踏み跡の薄い登りを進んでいくとその先が深切山頂(316.5m)です。
三角点周囲は切り払われた跡がありますが、展望はあまり得られません。
すぐに登山道に復帰。
10分ほどで見慣れた案内板が。
ついに光アルプスの縦走路に到達。
すぐ近くに葉山の展望台があるはずなので、そこで景色でも眺めながら休憩しようかなと思い、縦走路の左右を観察。
地図によると葉山(323.0m三角点)は東(左)側にあることになっています。
が、登山道の雰囲気的には西(右)側っぽい。
外したとしてもそれほど遠くではないので、とりあえずは地図を信じて東に。
...やっぱりはずれ。
西に引き返して、急登を登り切ったところが葉山展望台でした。
地図の間違いはよくあることなんで、仕方ありません。
葉山でのんびりと景色を見ながら休憩した後は、いちばん近い宝光寺下山路を降ります。
少しばかり登山道を降ると雰囲気の良い広い林道に出ました。
後はのんびり降って、舗装道(市道)に到着。
もしかして、光アルプス縦走路へのアクセスとしてはこのルートが一番楽かも。
何はともあれ無事山越えは終了です。
山越え時間は2時間20分(寄り道時間含む)
出発点のザモール周南からは3時間20分(同上)
登り降りはそれほどきつくなかったのですが、距離は歩いているのでそれなりに疲れました。
帰りがけにスーパーで缶ビールを買って、近くの公園で一杯。
うまい!