先日、新聞で目についたのが山口県山岳連盟(そんなものがあったとは!)が24日に安全登山講習会を開催するという記事。
本来は会員対象の講習なのですが、山ガールブームや中高年登山ブームにより遭難事故が多発している現状を踏まえ、今回は会員以外も対象にするとのこと。
自分的にはそこらの低山徘徊がメインですが、どんな低山であろうと事故や遭難は起こり得るという思いは持っており、機会があればこの手の知識を学びたいと思っていた矢先でした。
で、早速申込み先の周南山岳会(これも存在を初めて知りました)にメール。
さて、当日。
場所は自宅から車で1時間半ほどのセミナーパーク。
受付は8時過ぎ開始なんで、5時半起床&6時半に出発(眠い)。
受講者は60人ほど。
大部分は県内の各山岳会のメンバーで、自分みたいな一般参加者は10数名。
残念ながら山ガールの参加はないみたいでした。
午前中は座学です。
朝が早かったので居眠り...はしなくて、ちゃんと起きて聞いてました。
やっぱり趣味の話だと違いますね。
午前の最後は、午後からの実技の内容説明。
ふーむ、なるほどと納得はしましたが、実際自分ができるかどうか?
さて、午後はいよいよ実技指導。
まずはビバークの方法。
このペラペラレスキューシート。
10年以上前から持っていますが、使ったことはありません(使うような羽目にならない方が良いのですが)。
今回実際にかぶってみて、確かに暖かい(というか室内では暑い!)というのがわかりました。
感心したのが「サムスプリント」という救急器具。
アルミの板にウレタンを貼り付けたもの(写真の橙色のやつ)なんですが、捻挫や骨折で患部を固定する時に使います。
テーピングと併用すると効果的に固定できます。
お値段がちょいと高めなのが難点か?
お次はテースリングとカラビナで簡易ハーネスを作って、ザイルの補助による斜面のトラバース、急斜面の登攀等々。
ロープワークがカギなのですが、いざやってみると?
ってな感じで、朝の8時半から夕方4時半までみっちりと講習を受けました。
が、こりゃ1週間くらい経ったら忘れそうだよな~; (´へ`) ;
でも最大の問題はカラビナやテープスリングはともかく、ザイルなんてものすごく嵩張るので、絶対に持って行かないよなーってこと。
結局のところザイルが無いと今回の習った実技の大部分は実践できないんですよね。
むむむ.....
ところで、この講習会の様子は夕方のNHKローカルニュースでも流されていました。
(さりげなくカメラの視界に入るあいあん)