つれづれぐさRX

長者原に戻ってきたのは午後３時頃。
まずは重い荷物を下ろしてノンアルで一杯！


その後はやっぱり汗を流さにゃと温泉に移動。
今回の温泉は「まきばの温泉館」です。

いわゆる観光牧場みたいな所で、広い駐車場やレストランなんぞもあります。

温泉は通常５００円のところ、サービスデイにつき４００円。
このお値段で露天風呂、牛乳風呂、サウナ付なら十分満足。

お湯は薄い茶褐色でツルツル感はなし。
ここで今日のミヤマキリシマの素晴らしさなどを思い返してのんびり。
充分体をほぐした後、本日のキャンプ地に向かいます。

本日テント泊をする「くじゅうエイドステーション」は長者原からやまなみハイウェイを北に5kmほど行った所の交差点を少し東に入ったところにあります。

ここはいわゆる「旅人宿（とほ宿）」です。
旅人宿というのは北海道に多く、主にライダーやサイクリストが泊まる男女別相部屋が基本の宿です。
「くじゅうエイドステーション」も貨車を改造して寝室にした男女別相部屋の宿なのですがテントサイトが5サイトだけあるので、そこを使わせてもらいます。
値段は利用人数と幕（テント、タープ）の数で決まります。
利用料金＝500円／人＋500円／幕
です。
今回は1人＋幕1張ですから利用料は1000円です。

オートキャンプはできませんが、設営時はサイトの横まで車を入れられます。

．．．って、今回使った2番サイトは駐車指定場所のすぐ横なので、ほとんどオートキャンプでした。
荷物もあんまりないし、すぐに設営完了。

備え付けのテーブル＆ベンチが便利です。

サイトは林間の気持ちが良い場所です。
すぐ横にキショウブが咲いています。

場内北側には小川が流れており、

そのうえなんと！今日の登ってきた平治岳（左）と三俣山（右）が見えます（平治は良かったな～）。


さて、設営があっと言う間に済んでしまったので場内をウロウロ。
折角なので、貨車の客室を覗かせてもらいました。


25年前に富良野で泊った「列車ハウス」という宿は寝台車を改造したものでベッドだったんですが、ここの寝室は畳敷きでした。


懐かしの五右衛門風呂。

子どもの頃はこの風呂だったなー


と、その時場内に20人乗りくらいの中型バスが入ってきました（おかげで炊事場の写真を撮るのを忘れてしまった）。
「おぉ！ここにはツアー客も来るのか」と思っていると、バスは自分のサイトの近くにあるロッジ横に停車。
乗客は50～70歳くらいの男女20名くらい。
皆さんリュックを持っているところを見ると登山ツアーか？

ま、夜中にうるさくしてくれなければ関係ないか。
などと思いつつ夕食の支度にかかります。
かかります、っても今夜は山食の残りのレトルトカレー＆ご飯なので、すぐに準備完了。
長者原の酒屋で仕入れた発泡酒と行動食の残りのミックスナッツなどもいただきながらまったり過ごします。

団体さんは少し離れたBBQ場で盛り上がっている様子。
「乾杯～っ！」とか拍手とか聞こえてきますが気になるほどではありません。

やがてあたりも暗くなって、LEDランタンに点灯。
飲み物も焼酎の水割り（坊がつるの水！）に切替えです。


すると団体さんのBBQが終わったらしくロッジに引き上げてくるのですが、場内の照明が少ないうえBBQ場とロッジの中間にあいあんのサイトがあるので、LEDランタンの明かりを目当てに迷い込んでくる方多数。
「そこからロッジに行けますよ～」と懐中電灯で道を照らしてあげました。

と、最後に来られた世話人らしき女性に「いっしょに来ませんか」と誘われたので、「いいんですかぁ？そんじゃ、ま」ってな感じでロッジのお仲間入り。

話を聞くと宮崎の方々で、ツアーではなく仲間内でバスと運転手をチャーターして初心者向けの山を歩いているんだそうで、今日は星生山に登ったとのこと。

色々話をしていくうちに、整体をやっているという人が居て、簡単な整体をやってくれるということなので、宴会場横の畳に寝転んで、グキグキとやってもらいました。
あぁ～、何だか今日の山行の疲れが軽減されたような．．．

などと和気あいあいと過ごした後、テントに戻って就寝。

翌朝は先に出発する皆さんを見送ろうとバスに行くと、お別れの挨拶までさせられてしまいました。

いやまあ、こういうのも楽しいですよね。

皆さんをお見送りした後、自分も出発です。