地倉沼のチョウジソウ

あいあん

2016年05月23日 23:11

人里離れた山中にたたずむ沼の周囲に5月末から6月初めにかけて群生したチョウジソウが咲き乱れる。

そんな情報を聞きつけて昨日の日曜日に行ってみました。
場所は津和野近くの青野山駅から山中に入ること1.5kmの場所にある地倉沼。

ところで、駐車場所として紹介された直地児童館に行ってみると、ほぼ満車状態で大勢の人がいます。
空いている場所に何とか駐車して聞いてみると、今日は地倉沼で津和野公民館主催の自然観察会があるとのこと。

沼の静かな雰囲気を楽しみたかった自分としては少し残念ですが、気を取り直して自然観察会のご一行に
少し遅れて出発。


国道9号線を横断して、青野山駅方面に向かいます。
正面は青野山。




津和野川を渡り踏切手前の土手を左手に降ります。





線路をくぐるといきなり綺麗な渓流が。




その先から山道に入りますが、観察会のグループのペースが遅すぎ。
見るとジーパンにスニーカーの人が居たりして、普段山を歩いていない人も参加しているようです。



出発してわずか15分でいきなり休憩を入れた機会にグループを追い越し、その後は快調に進んでいきます。


途中で出会った花々。


コナスビ


ジシバリ?


カキドオシ


キンポウゲ


登山道は途中何か所か林道と合流するのですが、軽トラやワンボックスが何台も登って行きます。
たぶん自然観察会のイベント関係でしょうね。


出発して1時間で沼に到着。



降雨が少ない年には水が無い場合もあるようですが、今日は水を湛えています。
もう少し小規模なものと思っていたのですが、緑あふれる豊かな景観にしばし呆然。

チョウジソウも咲き誇っています。



自然観察会の団体が来ないうちにと、沼の周囲にある周遊路を歩いてみます。


歩くに従って展開される何とも言えぬ光景に驚きの連続。






足を止めて思わず見とれる光景が続きます。






チョウジソウもまさに群生!という感じです。








来て良かったとつくづく思いました。

周遊路が終わりに差し掛かった頃、団体さんがご到着のようで、拡声器を使っての解説が始まりました。
この時点でまだ11時過ぎだったので、沼の東側に聳える奥山に向かいます。

ここでやっちゃいました!
沼の入り口の横から延びる林道を、奥山方面に向かう中国自然歩道と勘違いして歩いて行き、
15分ほどで道が無くなり、GPSで確認して違う道だと気が付きました。
結局入り口まで引き返して30分のロス。

正しい道は、沼の入り口からもう50m西側から延びていました(ヤレヤレ)。

さて、自然歩道を歩くこと小一時間で島地区に降る峠に到着。
奥山へは自然歩道を外れて登って行かなくてはなりません。
峠にはテーブルとベンチが据え付けられているので、ここでしばしの休憩。



いや~!
ここのベンチには嵌りました。
聞こえるのは鳥のさえずりと、時折落ちる落ち葉の音のみ。
すわり心地は良いし、ずーっと動きたくない気がします。



が、気を取り直して奥山目指して出発。
奥山へは踏み跡の薄い尾根道を一気に登ります。



情報どおり展望のない山頂からはすぐに峠のベンチに向かってUターン。
しばしベンチで静かな雰囲気を楽しんだ後、地倉沼まで戻ります。

沼にたどり着いた時は、団体さんが引き揚げた後。

しめた!と思い。
周遊路をもう一周。




最後に千倉大権現を参拝して、この素晴らしい自然を恵んでくれた神様に感謝します。
(それにしても疲れた脚には祠にたどり着くまでの登りがつらかった)




地倉沼は最初考えていたよりはるかに素晴らしい自然に恵まれていました。
また季節を変えて是非来なくては!
と思わせる場所でした。



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