槍ヶ岳とアルプス縦走 1

あいあん

2015年07月27日 23:06

今年もアルプスに行きたいな~ってことで、春先から考えていました。
休みが取れるかどうか確定しなかったのですが、出発予定日の前々日になんとか確定。

目標の山は当初、昨年前穂高岳から見た涸沢経由で奥穂高岳を考えていました。
しかし、穂高岳山荘のHPにはザイテングラード上部は10本爪アイゼン持参を推奨(7/21)と書かれており、「むむむ...」となってしまいました。
軽アイゼンならともかく10本爪アイゼンが必要となるとちょっと心配です。

ってことで直前に目標を再検討しましたが、日程(夜行バスで上高地入りし、その後2泊3日)を考えると、残るは槍ヶ岳しかありません。
槍ヶ岳なら奥穂に勝るとも劣らない文句なしの目標です。

次はどういうコースを取ってどこに泊まるかです。
ガイド本などに多いのは、
上高地-槍沢ロッヂ泊-槍ヶ岳(槍ヶ岳山荘泊)-上高地
というコース。

ですが、これだと1日目が4時間40分程度で楽勝すぎです。
何しろ夜行バスで5時半に上高地に入ると、6時出発として休憩込みでも11時には小屋に着いちゃいます。

ただ、残念なことに槍沢ロッヂ-槍ヶ岳の間に小屋はありません(テン場はある)。
そこで、1日で槍ヶ岳まで一気に登るという10時間に及ぶ健脚者向け日程に挑戦してみることにしました。
その後はそのまま登ったコースを降りるのでは芸が無いので、西鎌尾根を双六岳まで初のアルプス縦走にも挑戦し、最終日に新穂高に下山しようという豪華版コースを計画。


穂高連峰を中心に反時計回りにぐるっと回ることになります。


さて、いつも通り前置きが長くなりましたが、7月23日の23:09分 新大阪駅前発のさわやか信州号に乗車。



このバスは予約が取り辛く、予約サイトを毎日チェックしていたところ、数日前にキャンセルが出たので素早く確保。
発車直前まで低料金でキャンセルできるので、とりあえず押さえておこうって人が多いような気がします。
(このバスを予約するまでは自分も名古屋発の夜行バス(昨年利用)を押さえていたので、あまり人のことは言えません)


それはさて置き、バスはほぼ定刻(5:30)に上高地バスターミナルに到着。



天気はポツポツ~パラパラ程度の小雨(レインスーツの上だけで十分)。
金曜日+この天気なので、人は少なめみたいです。

あらかじめ準備しておいた登山届をポストに入れて早々に出発。

河童橋からは穂高は全く見えません。
(結局この日は穂高や周辺の山は全く見えず)



おかげ(?)で景色に見とれることなくスタスタと歩けます。




とは言うものの、道端の花はしっかりチェック(高山植物との出会いも楽しい)。


ソバナ

河童橋から40分で明神。




タテヤマウツボグサ

さらに歩いて、素晴らしい雰囲気のキャンプ場が見えてくると、徳沢です。



「岳」(漫画)の「谷村山荘」のモデルとなった「徳澤園」。

このあたりで雨は完全にあがったので、レインジャケットとザックカバーは仕舞います。


ヤマホタルブクロ


さらに進んで上高地のどん詰まり、横尾に到着したのは8:30。



途中の休憩を考えると、山と高原地図のコースタイム(上高地BTから3時間)よりやや早めです。



平面距離的には中間点ですが、ここまでのフラットな11kmとここから先標高差1500mをかせぐ11kmでは...

青空が広がってきました。



横尾でしばしの休憩の後、槍ヶ岳方面に出発!
横尾から先もしばらくはフラットな渓流沿いの道です。







ヤマハハコ

いくつかの谷を越えて、横尾から1時間30分弱で槍沢ロッヂに到着。



時間は10:10。
どう考えても、ここで宿泊はありません。



センジュガンビ

(つづく)





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